狼様の愛のカタチ理論【番外編】
そんな風に私が眠っているころ、ある部屋にサイと扇李がいた―…
「扇李、昨日は仕事を放り出して帰ったんですから…本日はいつも以上に働いてもらいますからね」
少し怒りを含んだ顔で言うと、扇李はその視線を避けながら積み重なった書類に目を通す
「全く、沙優様に普通と言われたくらいでどうようするなど、あってはならない事ですよ」
「…わかっている」
"口うるさい奴だ"と、抵抗の言葉を口にして扇李は再び書類をめくる
実は、沙優は知らないだろうが…昨夜扇李が早く帰って来た理由は仕事が終わったらではなく
山積みにある仕事をすべてボイコットをして強引に部屋に戻ったのだ
・