狼様の愛のカタチ理論【番外編】






「なにも、こんなタイミングよく…」


「仕方がないだろ?風神と雷神は気分屋なんだ」

「うー…」


ふて腐れる私の髪の毛を手でクルクルさせながら弄び、ぎゅうと抱く腕に力を込める


「ほら、いつまでもいじけてないでそろそろ寝ろ。晴れたら約束は守るから」


「…うん」

「それに…昨日はほとんど寝てないから眠いだろ」

「………ぇ?」


あ……っ、だ、誰のせいよ…


昨日の夜を思い出させる言葉に恥ずかしくてギュと目をつぶる


昨日、扇李の言う通りほとんど寝てない。理由は…なんて言うか…

扇李が凄くて…そーゆう事をする日はほとんど眠れないけど


こーやって話すのが好きだから、睡魔を我慢することは多々ある


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