狼様の愛のカタチ理論【番外編】
扇李、冷たい
――――――…
――――…
そして、数分後
「あ…の」
「……………」
「き…聞いてる?」
あれから、急いで扇李のいる場所に到着したのは良かったんだけれど…
私達の不安は的中してしまい、扇李は豪華なソファーに脚を組ながら座り頬杖を着きながら不機嫌オーラを出しまくっていたのだ
私の姿をみてプイッと視線を外して一言も話さない彼にため息がでそうだ
いつもみたいなのは、ダメと分かっているけど
今の扇李は怒りも含んでいるから、私の気持ちは沈むばかりで…
身を小さくして隣りに座っているしか出来ない。
しかも、右汰や左汰ときたら私を裏切って逃げるようにいなくなり…私と扇李だけになってしまったから余計
目の前にはダンスをしたり笑いあっていて楽しそうなのに
この思い空気がとてもつらくて…
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