狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「…っ」
「…沙優」
……え?
至近距離で視線が絡み、小さく囁く
「子供、欲しいって言っていたな…せっかくだからやるか?」
「…あ…へ?」
子供?やるか?
突然の提案にその意味が理解出来なくて、唖然とする私に扇李は気にもしない様子で服の隙間から背中に手を滑り込ませる
「ちょ…っ」
ま、まさか、ここでするつもり!?
「せ、扇李!い、いやだよっ…」
「うるさい」
「だ、だって…こんな所なんてっ…それになんでそんな事を言うの?」
つい最近、子供に関しての話をしたばかりなのに
まるであの時と真逆のことをしようとする彼に意味が分からない
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