狼様の愛のカタチ理論【番外編】
だけど、今まであんなにも頑固に拒んでいたのに
そんなことで、ムカついて…皆の前であんなことをするなんて…
意外過ぎる行動と言葉に返す言葉を迷っていると
「悪くないなら、いいだろう」
「…え?」
「声は出すな」
片手で口を塞ぎ首筋や背中を刺激しながら扇李の行為はさらに激しくなる
「…ん!」
悪くないなら…いいとか、そんな問題じゃないのにっ!
「…ま…てっ!」
塞がれた口の隙間から必死に言うのに、扇李は全くと言うほどやめてくれない
むしろ、悪くないなんて言ったせいかさっきより行為が深くて…
「う…ん…っ」
与えられる快感にだんだんと頭が真っ白になり
やめてなんて、いつの間にか考えなくなって
私は扇李をいつものように受け入れていた―…
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