狼様の愛のカタチ理論【番外編】



それは、宮殿の者だけでなく他の神様達が私を丁寧に扱うのだ


"あの扇李が寵愛してる花嫁"これが口癖のように言われてしまい


ドアを開けようとすれば、走って来てドアを開けたり


すれ違えば姿が見えなくなるまで頭を下げられ


とにかく、まるでお姫様のような態度


老役達の態度も似たようで、最初にここに来たときに戻ったみたいで…複雑な気分


「まぁ、扇李が寵愛してるんだもの、そーゆう態度は当たり前なのよ?」


「は…はぃ」

「直ぐになれるわ」

「そう、だといいんですが」


残りの紅茶を飲み干し、それをテーブルにおく


「あら、おかわりはいいの?紅茶好きだったじゃない?」



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