恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】



わたしも翡翠も朝ごはんを食べ終えて会社へ行く準備をする。



「今日は行くのか?」



「ううん。
今日は家に残る」



そう答えると、翡翠は笑顔でわたしの頭に手を乗せてポンポンって。



翡翠は最近、それをすることが多くなった。

別に嫌じゃないから何も言わなかった。
むしろポンポンってされて嬉しい気がするのはなんで?




疑問に思いながら、洗濯機をまわした。





準備を終えて玄関へ向かう翡翠。



「いってらっしゃい」


「いってきます」



そう声を掛けるのもいつもと一緒。
最初は恥ずかしかったけど、今までは普通に言える。



翡翠が出て行くのを見送ったあとわたしはベランダへ向かう。







< 108 / 431 >

この作品をシェア

pagetop