恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
やっぱり、お金も貰い後からユリを奪い取るつもりだったんだ。
だから、ユリを一人にしたくはなかった。
なのに………
やっぱり家に残すのはやめておけばよかった。
家に着き、中に入ると誰もいない。
朝、いつもお弁当が置いてある場所には何もない。
もしかして歩いて会社まで………?
俺は車を置いたまま、走って会社の方へ。
走りながら、輝秋に連絡し会社周辺を捜して貰った。
いない……
ユリ………!
――RRRRR
輝秋からだ。
「居たのか?」
「いや、居ない。
でも、早く会社近くのコンビニまで来い!」
輝秋はものすごく慌てていた。
ヤバい………
まさか、もう……
俺は急いでコンビニまで向かった。