恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
コンビニの前に輝秋と颯が居た。
「輝秋!!
…ハァ…どうしたッ?!」
息が切れながら叫んだ。
「これ」
そう言って差し出されたのは、俺がよく行く店の紙袋。
「これがどうしたんだよ?!」
「いいから中見てみろ」
言われた通り、中を見てみる。
………!!!
この弁当箱……
俺とユリのだ。
ユリがお揃いで買っていた弁当箱。
「これ何処で?!」
「ここに落ちてた」
ユリが危ない!!
「輝秋、右側行って、颯は左側に行ってくれ。
俺は路地裏行く!」
三人別れてユリを捜す。
ユリ………
ごめん……
無事でいてくれ!!