恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「そんなに怖がるなよ」
そう言いながら、男の人は片足は床につけてもう片方の足をベッドの上に乗せ、手をわたしの肩の横について被さってきた。
近くで見ると、すごく整った顔をしていることがわかった。
そんなこと考えてる場合じゃない!
「あ…あの、ここは何処ですか?」
わたしは一番気になることを聞いた。
「ここは、福岡だ」
ふく…お…か?
は?なんで?!
わたしが住んでいたのは、神奈川県。
なのになんで福岡に?
「お前は誰と付き合ってた?」
この人いきなり何聞いてんの?
全然関係ないじゃん。
そう思った……