恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
そう言って視線を輝秋達に向けた。
その視線をユリも追う。
すると、今輝秋達が居るのに気がついたのかだんだん顔が赤くなる。
そして、俺を盾にして隠れた。
「ごめんなさい……
気がつかなくて。
寝室に戻るね」
ユリは寝室へ行ってしまった。
「翡翠、俺ら今日は帰る。今はユリちゃんの傍に居てやれ。
今日のことは明日話そう」
そう言って立ち上がった輝秋。
続けて颯も立ち上がる。
「わかった」
「じゃあな」
輝秋達が出て行ったのを確認し、俺は寝室へと向かった。