恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
扉が開いたのに気づき、三人が一斉に視線をこっちに向けてきた。
「おはようございます」
「ユリちゃん!」
理恵さんはわたしの名前を叫び、走ってきてわたしに飛びついた。
「わっ!理恵さん?」
「ユリちゃん大丈夫?!
今日来ても平気なの?!」
「だ、大丈夫です」
「よかったぁ……心配してたの。
颯達に聞いたんだけど、自分の目で確認しないと心配で」
理恵さんも心配してくれてたんだ……
「心配おかけしました。
もう大丈夫です!」
そして、わたしはソファーの近くに立っていた津田さんと木村さんのところに行った。
「木村さんも津田さんもありがとうございました!」
「俺らのことは気にしないで下さい。
全部翡翠に頼まれてしたことです」
ん???