恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
翡翠と二人でご飯を食べ終えて、片付けも終わってまったり。
と、いきたいところだけど、話さなきゃいけないことある。
翡翠にも聞きたいことあるし。
ソファーに座っている翡翠に近寄ると腕を掴まれ、翡翠の胸へダイブした。
すると、翡翠はわたしを自分の膝の上に横向きで座らせた。
すごい早業。
「ユリ……お前まだなんかあるだろ」
感心していると、先に翡翠が口を開いた。
なんでわかるんだろう。
「うん…」
「言ってみろ」
何から話そう………
いきなり聞いていいかな……
「あのさ、昨日の夜………どうしたの?」
「あー……昨日か。
昨日の夜は百瀬に頼まれて、相談にのってた」
「それだけ?」
「ああ。
途中からあんまり覚えてないけど」