恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
そして、百瀬は一緒どこかに行こうと誘ってきた。
ユリとの休日を邪魔すんなよ。
断っても食らいつく百瀬。
あぁーめんどくせぇー。
「ちょっと待って!」
百瀬を無視して帰ろうとしたら、ユリの腕を掴みやがった。
ユリと話がしたいと言う百瀬。
仲良かったか?
疑問に思ったけど、頷いた。
ユリは不安そうな顔をして、百瀬の後を着いていった。
頷いたのは、まずかったか?
百瀬の友人と思われる女と取り残された俺。
「あなたの彼女、気をつけないと危ないわよ」
いきなり口を開いた百瀬の友人。
「どういう意味だ?」
「そのままの意味」
それだけ言い残して、戻ってきた百瀬と去って行った。