恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
翡翠のところまで行くと、腕を引かれ、座っていた翡翠の膝の上に乗せられた。
「ひ、翡翠!」
恥ずかしくて降りようとすると、抱き寄せられほっぺにキスをされた。
「ちょ、ちょっと!」
「まぁ、こういうことだな」
翡翠は理恵さんを見てそう言った。
わたしは恥ずかしくて、理恵さんを見れない。
「もう!翡翠!
離して!」
翡翠を見ると笑っていた。
なんで恥ずかしくないの?
むぅ〜
ムカつく。
「ごめん、ごめん」
翡翠は謝ってきたけど、離してはくれず、頭を撫でられた。
「くっついてよかったんだけど、なんか見てて呆れるわ」
と、理恵さんはため息をついた。