恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
翡翠はいつものように頭を撫でてくれて、その後、おでこにキスを落とした。
「それにしても、翡翠にここまで言わせる珠莉ちゃんは大物だな」
え?
「そうね〜♪
翡翠がこんなに惚れるなんて………」
そ、そうなのかな………
そう言われると恥ずかしいな。
なんか今日は恥ずかしいことがいっぱいだ。
「うっせぇ」
そう言う翡翠も恥ずかしいのかな。
「そういえば、翡翠。
明後日の夜のパーティーは出席するのか?
珠莉ちゃんもいるんだし……一緒に出席したらどうだ?」
「あぁ、明後日だったか。
忘れてた」
ぱ、パーティー?!
そんなのムリムリムリ無理無理無理無理!
ぜったいに無理!!
「珠莉、どうする?」