恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
ほとんどはおじさん、おばさん。
だけど中には、わたしと変わらない年の人もちらほら。
跡取りなんだよね………
わたしとあんまり変わらないのに、すごいなぁ………
というか、さっきからなんか見られてない?
周りを見渡すと、ほとんどの人がわたし達を見ていた。
女の人達は多分翡翠だろうな………
男の人達は理恵さんかな………
わたしは多分、誰あの子?みたいな感じで見られてる。
ひぃ〜〜。
美男美女と一緒にいるのがこんなちんちくりんでごめんなさい!
すると、一人のおじさんがわたし達の前に出てきた。
「やぁ、黒崎社長!久しぶりですな〜。
お元気そうでよかった〜」
ニコニコと翡翠に挨拶をしてきたタヌキみたいなおじさん。
「お久しぶりです。
田沼社長もお元気そうで何よりです」
翡翠もニコニコと返した。