恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「あぁ、ごめん………
俺のこと嫌になったのかと……」
「なんで?」
「昨日、優しくできなかったし……」
確かにベッドから出たとき、腰が少し痛かったけど………でも
「大丈夫だよ?
それにわたし……翡翠にベタ惚れなんだから、離れられないよ」
珍しく翡翠が弱っているから可笑しくて、クスクスと笑いながら答えた。
「珠莉……お前………」
「なあに?」
今度はなんだ?
「よくそんな格好で言えるな。
襲われてぇか?」
そんな格好って………
「きゃああああ!」
裸なの忘れてた………
「翡翠!離して!」
「嫌だ。いい眺めだし」