恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】



い、いいい、いい眺めってなによお!


手で必死に体を隠した。


「翡翠!!」


翡翠を睨むと、そんなことは効くはずもなく、翡翠はニヤリと笑った。


この笑い方はヤバい!



「一緒に入るぞ」



は?



「いや!なんで?
恥ずかしい!」



「恥ずかしいってのは好都合だ。
俺の前から勝手に居なくなった罰だからな」




勝手に居なくなったって……勝手に慌てたのはそっちでしょ?

それに、ただお風呂に入ってただけなのに!




「いやぁ!離して!」



「そんなに嫌がってくれると、やり甲斐がある」



「じゃあいやがらない」



「じゃあ一緒に入っても大丈夫だな」



はぁ?!



わたしの腰に手を回したまま脱衣所に戻って片手で器用にパンツを脱いだ。










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