恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「最高だな〜♪」
なぜか広いお風呂なのに二人でくっついて入ってる。
翡翠はわたしの後ろにいてわたしの腰に手を回し、翡翠の足の間に体育座りをしたわたしがいる状態。
翡翠は最高なのかもしれないけど………
わたしは恥ずかし過ぎてどうかなりそう………
なんか話しないかな……
そうだ。
「ねぇ翡翠、このホテル高そうだけど………どうしたの?」
「あぁ、親父からのプレゼントだ」
「プレゼント?」
「お袋が言ったらしい……
俺達がまだみたいって」
まだ?
「何がまだなの?」
「…………」
耳元でボソッと言われて、耳が赤くなる。
って………え?!
「最初はヤるつもりなんてなかったのになぁ。
あんなことがあるし………」