恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「多分、百瀬のことだろうな」
どうして………
「最近、ここに来ないから安心してたのに……」
いつになったら、静かに過ごせるの?
「翡翠!何してんのよ!
あの女のときも、ユリちゃんと付き合うまでほっとくし、今回もなんで昨日の内に片しとかなかったのよ!」
「昨日はただ偶然だと思ったんだ。
まさか狙ってたとか………しかもあいつまで関わってくるとは……」
わたしも昨日は偶然だと思ってた………
もしかしてずっとついて来てた………?
怖い………
「とにかく!
翡翠はともかく、ユリちゃんは一人にならないことね。
翡翠が居ない時は、わたしか木村達と一緒にいること。
翡翠も!一人で行動するなとは言わないけど、気をつけなさいよ!」
理恵さんはイライラしながら言った。