恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
初めて触れた珠莉の身体は全てが柔らかくて甘い。
俺は壊れ物を扱うように、大事な物を触るように優しく触れ、キスをした。
俺の物だっていう印もつけ、その度に珠莉が出す甘い声は俺の脳を麻痺させた。
「珠莉……いいか?」
「ん……」
珠莉が頷いたのを確認し、ゆっくりと身体を沈め、珠莉と俺は一つになった……
その時、珠莉の瞳に涙が浮かんだ。
「珠莉……?痛いか?」
「ち、違う……」
珠莉は首を横に振った。
「うれし…くて………
幸せ……で、わたし……翡翠と会えて………よかった……」
俺はずっと不安だった。
珠莉は俺と会えてよかったのか、と。
だけどその不安は今掻き消された。
「珠莉………
もう優しくできねぇから………」
「あぁッ……」
俺は激しく珠莉の身体を求め、俺と珠莉は一気に頂点まで達した。
珠莉は気を失っていた…………