恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「珠莉……昨日の男には気をつけろよ」
少し真剣になって言った。
これから何か起きそうな気がする………
すると、珠莉はやけに聖真のことを質問する。
「気になんの?」
「ううん、全く」
それならいい。
「じゃあ………俺のことは?」
身体をさらに密着させて、耳元で聞いた。
「し、知らない!」
耳どこらか、顔も赤くなる珠莉。
「俺は珠莉のこと気になるけど」
また耳元で言うと珠莉は身をよじる。
「翡翠……それ、やめて……」
「何を?」
わかってるけどとぼけてみた。
「わかってるくせに」
「わかってないから……教えろ」
「んッ」
耳たぶ噛むと珠莉は高い声を出した。
「何?感じてんの?」
「〜〜〜っ……知らない!
もう上がる」
そう言って立ち上がる珠莉の手首を引き、今度は向き合わせて座らせた。
「わっ!」
「お仕置きはまだ終わってねぇ」
珠莉の身体に触れる。
「ん……あぁ」
「もっと俺のこと知って感じろ」
それからお仕置きをして、珠莉はまた気を失った。
珠莉を浴槽から出し身体を拭いた。
昨日から思っていたが………珠莉の胸はお袋達が言うように………デカイ。
身体は小せぇのに。
服を着せ、俺も服を着た。