恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】



中には、保育園に通っていた子が小学生になっていてお姉ちゃん、お兄ちゃんになっていた。



わたしのことはあんまり覚えていなかったけど。



新しい子もいて、最初は警戒されていたけど、時間が経つと馴れてきたのか、抱っこしてと手を広げてきた。


3歳の男の子。
"あっくん"と言うらしい。

ものすごくかわいい。



わたしが抱きしめると、


「おねえちゃん、やあらかい」


と言って顔を胸にすりすりしていた。


翡翠はそこでまた舌打ちをしたけど………


理由は教えてくれなかった。




みんなでホールで話していると、お母さんが帰ってきた。


少しだけ、お母さんと話しをして、施設を後にした。


茜の連絡先もしっかり聞いて。



旅館に戻って翡翠に連絡先を見せると少し驚いて、ニヤリッと笑った。


「会社の近くだ」


と、言って。



こんな偶然あるのかな………










< 364 / 431 >

この作品をシェア

pagetop