恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
名前を呼ばれて翡翠を見れば、
「お仕置き………何がいい?」
と、ニヤリ顔。
今雰囲気よかったのに………
なんで壊すの〜?!
しかもお仕置き……忘れてなかったんだ………
「なぁ……何がいい?」
「し、知らない!
そんなの………どうでもいい!」
翡翠のばか!
「言ったからな?」
翡翠はさらに妖艶に笑った。
それから、布団に運ばれて立てなくなるまで愛された。
「ひ…す、ぃ……もう……だめぇ……」
「まだまだ…だ」
「も、やぁ……むり……ッ」
「お仕置きって言っただろ?
やめてって言ってもやめない」
「ひす……いッ……ひ…すぃ……あぁッ」
それからは何度も何度も翡翠の名前を呼んでいたことしか、覚えていない。
結局、わたしが寝かされたのは夜中を過ぎたころだった。