恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
うん、おいしい。
サンドイッチはここが1番だ。
スカスカだったわたしのお腹が、少しずつサンドイッチとココアで満たされていく。
おじさんを見ると、笑顔でこっちを見ていた。
わたしは恥ずかしくて、目を逸らした。
でも、おじさんの笑顔は嫌じゃない。
あの笑顔はすごく安心する。
すごく不思議………。
わたしは、ゆっくりとサンドイッチを食べ、ココアも飲み終えた。
「おじさん、ありがとう。
また来るね」
そう言ってお金を支払い、お店、ChouChou(シュシュ)カフェを後にした。