恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
出会いと距離と悪夢の季節
4月になってすぐ、珍しく家の電話が鳴った。
翡翠が取り少し話すと、わたしから離れて電話をしていた。
なんか怪しい………
浮気か?
このやろう………
「誰だったの?」
「会社の新しい社員」
翡翠が戻ってきて、聞くとそう答えが返ってきた。
なんかすごく楽しそうなんですけど。
「なんでそんなに楽しそうなの?」
「ん〜……秘密」
もしかして、ほんとに…………浮気?
いやいや、そんなことはない。
ないはず…………だよね。
「珠莉、あのカフェに行かないか?」
わたしが怪しんでいると、翡翠がどこかに行こうと行ってきた。
「あのカフェって?」
「珠莉の好きなカフェ」
「シュシュカフェのこと?」
「うん」
「行きたい!」
ということで、久しぶりにカフェに行くことになった。