恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】



翡翠と初めて行ってからは、2・3回来たけど最近行っていなかったからおじさんまた心配してるかも。




おじさん元気かな〜。



そう思いながら、扉を開けた。



カランカラン―――



「ユリちゃん!久しぶり」


わたしが開けた瞬間、おじさんは言った。



「おじさん、久しぶり!」



「また、何かあったのかと心配したよ」



「ごめんね、ちょっと神奈川に行ってたりしたから」



「………神奈川?」




「俺が出張だったんで、無理矢理連れて行ったんです」



「………そうか」


おじさんの顔が哀しそうなものになった。



「おじさん?どうしたの?」



「いや………、神奈川はな思い出の場所なんだ」


思い出の場所で、そんな哀しそうな顔………


どうしたんだろう。










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