恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「少しは楽になったか?」
そう聞かれ、わたしは頷いた。
「………そうか………
じゃあ………」
男は一瞬目を見開き驚くと微かにニヤッとして、顔を近づけてきた。
な、何?
今度こそキスされる?!
わたしはまたおもいっきり目を潰った。
さっきもこれであんなことになったのに、懲りないわたし。
だってキスだけは無理!!
……………チュ
いやらしく音をたててキスされた……
唇ではなく………
頬に。