恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
闇に落ちた生活
ヤクザの人と付き合い初めてから、施設には戻らない事が何回かあったけど、ちゃんと学校にだけは行っていた。
施設の友達が心配するから。
施設の友達は一緒にいて楽だった。
気を使わなくていいし、話しをするのも苦にはならなかった。
だけど…だから、汚いわたしを知られたくなかった。
「何処に行ってたの?」
そう聞かれても
「クラブで遊んでた」
と答えることしかできなかった。
それを信じてくれていたかはわからない。
疑っていたかもしれない。
だけど、わたしがいなくなる時まで、あの子はずっとわたしの支えだった。
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