恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
わたし何処に寝ればいいんだろう。
そう思っていると又しても体が急に浮いた。
また翡翠にお姫様抱っこされている。
気づいた時には翡翠はすでに歩き出していた。
翡翠はわたしを抱いたまま器用にある部屋のドアを開けた。
翡翠は電気も付けずに中へ入っていく。
ここ、何の部屋?
と思ったらいきなり落とされた。
「うきゃ!」
あれ?
痛くない。それどころか柔らかくて気持ちい。
ふかふかしてる。
もしかしてベッド?
「うきゃって、猿かよ」
翡翠も笑いながらわたしの隣に座った。
「ねえ、わたしここに寝るの?」
「ああ」
「じゃあ、あんたはどこに寝るの?」
「ここ」
えっ一緒に寝るの?
「なんで?」