うすのろ馬鹿マヌケ
黄楊雲雀(ツゲ ヒバリ)はこの学校、栖川デザインカレッジの二年生。
二年に進級して初めての授業、初めてのクラス、初めての教師に出会うというのに大いに目立ってしまった。
雲雀は弾む息を抑えながら教師の話を聞いていた。
もう動悸はおさまったはずなのに、少しドキドキしている。
それはきっと緊張からくるものであろう。
一年の時も緊張したが、段々と慣れてきた。
教師も学年一優秀だという人に当たった。
友達にも恵まれた。
クラスの雰囲気も良かった。
しかし二年次にはその反動がきたという感じだ。
まず担任が不知火桐一(シラヌイ キリヒト)だということ。
不知火は生徒から人気で、実力のある人間だ。
しかし雲雀は不知火がどうも苦手だった。
理由は特に無いのだが、どうも苦手なのだ。
それに今朝の遅刻未遂。
あれほどにクラスの注目を受けて平穏な生活を約束される訳が無い。
絶対に誰かしらに何か言われる。
雲雀は頭を抱えた。
最悪な幕開けだと。
二年に進級して初めての授業、初めてのクラス、初めての教師に出会うというのに大いに目立ってしまった。
雲雀は弾む息を抑えながら教師の話を聞いていた。
もう動悸はおさまったはずなのに、少しドキドキしている。
それはきっと緊張からくるものであろう。
一年の時も緊張したが、段々と慣れてきた。
教師も学年一優秀だという人に当たった。
友達にも恵まれた。
クラスの雰囲気も良かった。
しかし二年次にはその反動がきたという感じだ。
まず担任が不知火桐一(シラヌイ キリヒト)だということ。
不知火は生徒から人気で、実力のある人間だ。
しかし雲雀は不知火がどうも苦手だった。
理由は特に無いのだが、どうも苦手なのだ。
それに今朝の遅刻未遂。
あれほどにクラスの注目を受けて平穏な生活を約束される訳が無い。
絶対に誰かしらに何か言われる。
雲雀は頭を抱えた。
最悪な幕開けだと。