Time after end
その時私の後ろに誰かの気配を感じた
「………百合?」
その声で私達は素早く距離を置いた
「……な、なに?」
後ろを見ると理恵が立っていた
「…あ、私百合と同じ委員会だからさ」
………いやだな
あの噂を聞いてしまったから理恵を非難してしまう
「行こ?百合?」
理恵は私に笑顔を向ける
嘘の笑み
顔に張り付けたような…
「百合、行きな?友達だろ?」
彼は私の背中を押した
……あなたは、知らないもんね
それにこれ以上心配は掛けさせたくない