ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
地雷だったのか、と龍一は悟る。



恐らく蜂須賀はインポテンスだ。

そしてそれは、蜂須賀にとって、最も踏み込まれたくない秘部。


コンプレックス。



「信用できない。感染しない保証はどこにもない」


それでもなお拒めば、


「なら隣の奴らにヤラせるわ。大喜びで、その女(アマ)が壊れるまで楽しむだろーよ」


言いながら龍一に背を向け、トレーラーを出て行こうとする。



隣のトレーラーに居た男たち……。

飢えた獣のような奴等の強姦に、今現在の少女の体力が耐えられるはずがない。



確実に死ぬ。



蜂須賀の言動は単なる脅しではない、龍一はそこがどうしても腑に落ちない。


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