ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
窪田への報告を済ませたから、後処理はヤツが手配するだろう。
取り敢えず俺は、間宮くんと共に再び建物の外へ出た。
いかにも横着そうなガキばかりだけど、森本先生の指示の元、大人しく待っていたようだ。
「害者三人は、誰もいないここで仕事してたんですか?」
間宮くんと森本さん、二人を交互に見やりながら尋ねた。
「いえ、今日は森本先生と僕だけが出勤で、あとの職員は全員休みのはずです」
間宮くんは素直に答える。
が、何だか様子がおかしい。一見、落ち着いているように映るけど、目がおどおどしているというか……。
「何故この三人が施設にいたのか、その理由に心当たりは?」
考える隙を与えないよう、即、次の質問を投げた。
「さぁ……全く……」
「心当たりはない?」
確かめるように、もう一度繰り返した。
はい、という肯定の後、すっと視線を落として俺から目を逸らした間宮くん。
やっぱ何か知ってんじゃね?
「森本さんは?」
伏し目がちにぼんやりしている森本さんに向かって問えば、彼女はハッとしたように勢いよく顔を上げた。
「えっ? あの、私も……」
「三木、張本、長縄、この三人が施設にいた理由をご存知ないですか?」
敢えて職員の名を上げて、もう一度尋ねた。
取り敢えず俺は、間宮くんと共に再び建物の外へ出た。
いかにも横着そうなガキばかりだけど、森本先生の指示の元、大人しく待っていたようだ。
「害者三人は、誰もいないここで仕事してたんですか?」
間宮くんと森本さん、二人を交互に見やりながら尋ねた。
「いえ、今日は森本先生と僕だけが出勤で、あとの職員は全員休みのはずです」
間宮くんは素直に答える。
が、何だか様子がおかしい。一見、落ち着いているように映るけど、目がおどおどしているというか……。
「何故この三人が施設にいたのか、その理由に心当たりは?」
考える隙を与えないよう、即、次の質問を投げた。
「さぁ……全く……」
「心当たりはない?」
確かめるように、もう一度繰り返した。
はい、という肯定の後、すっと視線を落として俺から目を逸らした間宮くん。
やっぱ何か知ってんじゃね?
「森本さんは?」
伏し目がちにぼんやりしている森本さんに向かって問えば、彼女はハッとしたように勢いよく顔を上げた。
「えっ? あの、私も……」
「三木、張本、長縄、この三人が施設にいた理由をご存知ないですか?」
敢えて職員の名を上げて、もう一度尋ねた。