その日、地球は滅亡した

3人はプリクラコーナーへと移動する。

機械に400円を入れて、未空が どっちのコースにする? と嬉しそうに聞いてきた。

良くわからない心晴は未空に任せると言うと、彼女は頷き適当に決めていく。

好きな背景を選び、未空は心晴と慧の腕をつかんで引き寄せた。


「心晴君、慧さん、笑顔!」

「え!?」

カシャ、

ポーズをとる暇もなく、シャッター音が響く。

未空は慣れているようだった。

カシャ、

戸惑っている間にもシャッター音は続く。


ぐだぐだのまま撮影は終わり、今度は落書きコーナーへ移動した。

慧は欠伸をして、未空についていく。



「うわ、俺変な顔。」

画面にうつっている自分の顔を見て、心晴は言った。

「つか、目でか!」

「心晴君女の子みたい。」

「「絶対無い。」」

未空の意見に、心晴と慧の言葉が被る。

それが可笑しくて、未空は声を出して笑った。



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