その日、地球は滅亡した
*
___ガコン、
派手な音をたててタイムマシーンが着陸する。
激しく揺れたせいもあり多少気持ち悪かった。
少しふらつきながらも外にでると、場所は空地だった。
タイムマシーンが今乗ってきたものとあわせて三つある。
「…タイムマシーンが三つ?」
心晴が不思議そうな顔をすると未空ははっとしたように言った。
「…これ、私が乗ってきたタイムマシーンだ。」
「故障してるようには見えないし、盗まれたからあの時無かったのか?」
考え込んでいると、少し焦った声音で未空が心晴を呼んだ。
顔をむければ、彼女は困ったように乗ってきたタイムマシーンを指差した。
「…あ。」
タイムマシーンからぷす、ぷす、という音がなっていた。
それに、白い煙もあがっている。
修理したばかりなのに、故障してしまったらしい。
二人は顔を引き攣らせて、未空が乗ってきたらしいタイムマシーンに視線をうつした。