仔猫を拾った王子様


「んー?」


「いえ…何も」


「そ?それならいいんだけど…。あ、一回うち来る?是非お父さんに紹介したいなぁ!それに私も言わなきゃいけないし。さっきのこと」



「えっ──…」
「そうと決まれば出発よ!行きましょ!
ほらっ」



えっ…えぇぇぇえ!?


いきなりこの展開!?




ついて行けません!


……なんて言えるわけもなく。










那李に伝える暇もなく、アタシは連行された…。




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