仔猫を拾った王子様



「たッ…高城様ー!!」



高城様…って…



那李のこと!?


思わず立ち上がってしまった。





「失礼します……!!!」


勢いよくドアが開いて、



「勝手に訪ねたご無礼、お許しください。私、高城那李と申します」




頭を下げた、那李がいた。


「君が那李くんか。頭をあげなさい」



「はい。大事な話があり、参った次第でございます」


いつもと…全然違う人みたいだった。









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