仔猫を拾った王子様




「ところで…なんで勝手に屋敷から居なくなったんだ?」




「梨沙さん…に」
「俺様に心配かけるんじゃねぇよ…。



お前の父親に連れてかれたって思っただろーが」




あたしから顔を反らして…真っ赤に耳を染める那李。



かわいい…




何故か黙ってられなくて。



手が勝手に動いて。





「ッ─!?なんだ…?」




那李の頭を撫でてた。









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