仔猫を拾った王子様




そんな那李の気迫にもびくともせず、



「後悔なさいますよ、那李さま。どうか別室で待機を」




舌打ちをして、あたしを見て。


「頑張れよ、ひとりで」




頷いて、あたしは2人の内の一人と一緒に中に入った。




「失礼します、旦那様」


「し、失礼します…」



ひとりで話すの初めてだから緊張するよ…っ!




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