仔猫を拾った王子様



「那李…好きだよ…。

あたしを好きでいてくれてありがとう」



それでも起きない那李。

あたしは那李の中で、また眠ってしまった。




…………………

「……い、……え、…おい、…萌」



「わっ!」


「何驚いてんだよ。朝だ。そろそろ親父にばれる頃だから、急いで支度しろ」



「え、あ、うん!」






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