仔猫を拾った王子様




はっきり目を覚ましたのは、お昼過ぎだった。


ベッドの横には、メイドさんが二人立っていた。



「萌さまは、もしかしたら…妊娠なさっているかもしれません」



第一声が、それ?


……じゃなくて、え?



あたしが…妊娠?



「産婦人科の先生を呼んでおきました、もう少しでくるはずです」



え…!?
本当に!?




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