仔猫を拾った王子様


――――…鍵が…開いた…



逃げれる!!



……お父さん、ごめんなさい!!



裸足のまま、庭を駆け抜けた。



走って、
 走って、
 走って。



左側から大きい車が来てたのも気づかないまま――…



「きゃぁっっっっっ!!!!」






―――――――――――――


んん…

左足が…痛い…



そして…まぶしい…
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