[続]先生の隣で


なにそれ…。


「まさ君あのさ…『櫻井先生ッ…私ッ…』」

遠くで横原先生の泣き声が聞こえる。


もうやだ…。


『梨絵っまた後でかける』

「やっ…まさ君くんっ!」

『ごめん、すぐ返すから!!………ツーツーツー』



溢れだした涙を抑えることはできなかった。



誰か…


私を助けてください。



まさ君は…私より横原先生をとったの??


もう無理かもしれない。






もう私たちは終わりかもしれない。



< 58 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop