[続]先生の隣で


-成一side-



「櫻井先生ッ…私ッ……」


横原先生は俺に抱きついてきて胸に顔をうめた。



「大丈夫か!?」

「ぅぅ…っ…私…櫻井先生が好きっ…彼から助けて」


"櫻井先生が好き"



そういわれても梨絵が俺にはいる。


大好きな梨絵が。


「また…電話が…。」


横原先生の鳴った携帯。

彼氏から。


「でてみるか?」

「…うん」


何回も別れ話をしたけど無理だったらしい。


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