[続]先生の隣で




「…最後にきいていい?」

「うん」

「俺のこと一瞬でも好きだった?」

「好き…好きだった」


そういうとニコッて笑って私の背中を押してくれた。



「最後だから…俺のこと名前でよんで??」


「……寛貴(ヒロキ)」

「ははっさんきゅ」

「寛貴、好きだったよ。」

「俺も」

「寛貴も…川辺くんも幸せになって」

「うん!じゃあまたな!」



ばいばいして別れた。




家に帰る途中空を見上げる。



「綺麗…」



空は綺麗な夕焼けで…

涙がでた…



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