赤い下着の主
遊びでヤれる女がいるというのは、言わずもがな男のステータス。
セックスだけの相手がいるということは、男として自信になりうるエッセンス。
優は玉置をそんな風に思ったことはないが、現状としてそうなっているのが自分でも解せない。
ましてやこうして気持ちを持て余しているのだから、優はどちらかといえば、『年上のお姉さんにちょっと遊んでもらってヤキモキしているショボい男』である。
本気でがっつかなくとも女の方から寄ってくるというのが男にとってのイイ男たる条件。
もしそうであれば今の禁断の関係を楽しむこともできただろうし、自信も余裕も持てたのだろうが。