赤い下着の主

 教師だからダメだとかいうモラルは承知。

 だがそんなモラル、先日とうに捨ててしまった。

 それは受け入れた玉置も同じ。

 その証拠に、彼女は優を部屋に入れたし、腕もしっかり優に巻きついている。

「先生、抱いていい?」

「えっ?」

 恥らう玉置は、やはり少女のように顔を緩める。

 されど大人。

 そして教師。

 嫌ともダメとも言わぬなら、思い止まる由は無し。

 始まりの合図とばかりに首に吸い付けば、巻きつく腕に力が篭る。

 耳元で漏れる甘い声を含んだ吐息は、彼女が受け入れている証拠とみなそう。

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