赤い下着の主
話はそれから
「じゃあ確かめてみようぜ」
という展開になり、二人は向かいの校舎の二階にある職員室前の階段で玉置が通過するのを待ち伏せすると言い出した。
「俺、パス」
優はその誘いには乗らず、彼らの教室から職員室前まで付き合い、意気揚々と階段を下っていった彼らを見送って、職員室へ入っていった。
「失礼します」
校舎の他のどの部屋よりも広い職員室は、この日もガヤガヤ賑わっていた。
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